TOEICはリスニング45分、リーディング75分のテストです。
リスニングは流れてくる音声に合わせて解いていくだけなので、自分でスピードはコントロールできませんが、リーディングは75分で100問解くための時間配分の戦略が必要となってきます。
この記事では下記のような方の参考になれば幸いです。
TOEIC900点以上取れる人でもリーディングパートを全部解き終えるのは至難の業です
リーディング全体の時間配分
結論から言うと、リーディングパートを時間内に解き終わるために、私が意識していた時間配分は下記の通りです。
午前・午後の試験に合わせて終了時刻も記載しています。
パートごとの攻略ポイント
Part5
選択肢とカッコの前後だけを見て5分で解くような猛者もいますが、私は本文を頭から全部読むタイプなのでけっこう時間がかかります。早くて8分、10分ギリギリまでかかることもしょっちゅうです。
瞬殺できる問題もありますが、知識が問われる問題は、知らなければいくら考えたところで答えは出てこないので、さっさと次の問題に移りましょう。1問に30秒は時間のかけすぎなので、試験中に時間を測ることはできませんが、次の問題に移るタイミングは体感でつかんでおきましょう。
また、人名や会社名などの固有名詞は読まずに飛ばしましょう。
Part6
Part6は長文の空欄補充問題が16問出題されます。単語の穴埋めおよび、一文を挿入する問題も出題されるため、文章全体の流れを踏まえて解答する必要があります。
以下の2つのポイントを押さえて、解答スピードを上げていきましょう。
①前から順に、内容を理解しながら解いていく
Part6はPart5とは異なり、1つの長文の中で複数箇所の穴埋め問題を解いていきます。
このため、長文の流れを踏まえたうえで最適な選択肢を選んでいくことが重要です。
Part6に出てくる長文はそれほど長いものではないので、前から順番に内容を理解しながら解いていくと良いでしょう。
Part6もPart5同様、語彙や文法の問題があります。こちらは知識がなければ解けないので、わからない場合は悩んでいないでさっさと次の問題に移りましょう。
②文挿入は最後に、全体を見ながら
1つの長文につき1つ、単語ではなく文を挿入する問題が出てきます。これに対処するためには、文章全体の趣旨を把握して最適な文を選択する必要があります。
「前から順に、内容を把握しながら解く」とともに、文章全体がどのようなメッセージを伝えているか、その中でどの選択肢が空欄に当てはまるかを考えられれば正解に近づくことができるでしょう。
Part7
Part7の解き方として、先に選択肢を読む人、本文を先に読む人とタイプが分かれると思いますが、私は後者の本文を全部読んでから問題文、選択肢を読みます。
先に選択肢を読んでも本文を読んでる間に忘れてしまい、また選択肢を読み返すという2度手間になるだけなので本文を最後まで一気に読みます。
その際気を付けていたのは、リテンション(記憶保持)です。なるべく内容を記憶しながら、設問を解く際にまた本文に戻って、解答に関連する箇所を探すという行ったり来たりする時間を減らしましょう。
また、TOEICはリスニングもリーディングもパラフレージング(言い換え)のテストなので、本文を読んでいると、「この部分が出題されそうだな。」「この単語は違う言葉に言い換えられそうだな。」というのがなんとなく分かってきます。
音読のススメ
リーディングパート、特にPart7の長文を読むスピードアップには公式問題集のリーディングパート音読が役立ちました。
精読し、単語も文法もすべて把握した上で音読すると、返り読みをしないようになり、読むスピードが上がりました。
最近の公式問題集にはリーディングパートの音声も収録されているので、シャドーイングするのも良いでしょう。
今回はあくまで900点超えを狙う人の時間配分について書きましたが、600〜700点を目指す人向けの記事も書きたいと思います。
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